ぴょん記

お暑うございます。

どうにもこうにも起きてられない

 金曜の朝にけっこうまとまった雨が降っていた。10時過ぎには日が射していたので、ごく一時的なものだったが、それまでになかなか過ごしにくい体調変化を味わうことになった。たいした気圧の変化はないのに、机に向かっていても目が回るような具合で、しょうがないので身体を横にして、『徒然草』や、一度読んだことのある『ながたんと青と』の頁をめくっていた。

 『ながたんと青と』は、大きな和包丁と青唐辛子砥石をタイトルにしている。この作品は、敗戦後間もない東山の料亭が舞台だ。家付娘で西洋料理のシェフのキャリアのある「いち日(いちか)」さんと、大阪のホテルを経営するうちの三男坊である「周」さんが結婚する。いち日さんは、料亭の若い板前だった前の夫を戦争で亡くしている。周さんは、結婚当時は未成年の大学生。いち日さんは、自分のうちの料亭や、みずからの料理人としての能力に恃むところがまったくないわけではない。でも、ほとんど力むことなく、のびのびと料理を楽しんでいる。ただし、料亭の経営は厳しく、婿である周さんの実家は、融資と引き替えに、虎視眈々と料亭の土地建物を狙っている。なにしろ立地がよいのだ。

 既刊分の3巻まで読んでしまうと、やっと具合の悪いのもどこかにいってくれた。

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福神漬とプラスプーンは、抜きで。