ぴょん記

上古文学、外国語、数学、調理、編みもの、縫いもの、競争法

塞いだ日曜日

 きっかけは幾つかあるけれども、日曜日は、ぺしゃんこになっていた。

 上古のものがたりや日記など読むと、一般の庶民からみればずっとましな暮らしをしているし、将来の生活の保証もないわけではないような若い女や若くない女が、生きていても甲斐のない身、いっそのことはかなくなって来世に望みを繋ごうかなどとひとりごちたり乳母や女房相手に嘆いたりするシーンに往々にして出会う。それは宇治の浮舟の君のように切羽詰まって行う入水か、寝る前に明日の朝目が覚めなければいいのにと思いながら衾を引き掛ける所作か、いずれにしても物資のずっと足りない時代で、それなりにきちんとした身なりの女ひとり、屋敷を出てふらついていたら、小半時もしないうちに身ぐるみ剥がされて髪さえざっくりと奪われてしまうことだろう。だから、たえがたい現実から逃げるとしても、居所を移してどうのこうのというのには自ずと限界がある。

 わたしも、スターバックスコーヒーかどこかへいって、半日ほどぼーっとしていようかとも思ったけれども、寒くて心折れた。摂氏10度でも出掛けたくなくなるのだ。いつものようにJRAに、口座から少しだけお金を移して、チャンピオンズカップ勝馬投票券をほんの少しだけ買っておいてあとは忘れていたら、今朝、珍しく、そのほんの少しがごく僅かに増えて戻ってきていた。ほんのりと嬉しくもなった。

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たぶん赤いのがハロウィンスイート