ヨモギ入り2個に、白い餅1つ。ぷっくりと膨らんで一瞬こころが温かくなるが、大きく見えてももとの餅が3個であることは変わらず、膨らんだ表皮の部分の下は、空である。それでもありがたく、大切に大切に、なるべくゆっくり食べる。あいかわらず餅は餅のまま、醤油も黄な粉も添えない。寒い間は、もう昼はずっと餅で構わないなどと贅沢なことを考えている。12個で800円弱の餅というのは、やや高いほうなのだろうか。
家の中で不衛生にならない程度に片付けをしたり洗濯をしたり、食べて片付けての繰り返しで、そう、たったこれだけでも、少し疲れてきた。ドラッグストアで、アルコール消毒ジェルの品切れ御免の札を見つめていた、幼子をふたり連れたお母さんがなんとも気の毒だった。泡で出てくるハンドウォッシュできれいに手を洗って、それからうがいをして、手指をきれいなタオルで吹き上げていたらとりあえず大丈夫といわれているから、そのお母さんもそのくらいはご存じだろうけど。いま出回っているウィルスは気温がある温度を超えると元気がなくなる種類というから、早く温かくなるといいですね。
