ぴょん記

食べる、遊ぶ、学ぶ。

なぜに中東なのだろうか

 THE BODY SHOP という化粧品のメーカーがある。デイムの称号をおくられたアニタロディックというイギリスの女性が、もとは自宅の台所で始めた、環境にやさしい基礎化粧品とヘアケア、そしてメイクアップのものを世界中の人々に提供している。

 そのザボディショップが、このほど大規模なフレグランスラインの入れ替えを行った。それについて、幾つか気になる品もあったけれど、この香りのラインは、「中東の女性たちと」共同して開発したとアナウンスがあったことに違和感を覚えた。

www.the-body-shop.co.jp

 「中東系の女性たちのエンパワーメントをサポート」という理念自体は、ザボディショップの創業以来、女性、こども、貧者、実験動物、環境といった、相対的に弱い存在、毀損されがちな価値に寄り添ってきた姿勢になんら背くものではない。それは立派なことだと思う。しかし、それにしてもブツはフレグランスである。かつて中東系の女性とすれ違ったときにふと薫っていた、追い風用意どころかよほどの向かい風にも負けませんという主張の強い蠱惑的なかおり。まさかあの通りの濃厚さを含むものではないだろうが、この企画が、乾燥した中東を遠く離れた高温多湿な日本において、さて吉と出るか凶と出るか。

 あるいは、公共の場所に身に纏って出て行くには主張の強い香りをステイホームの推奨される時期だからこそ普及させようという考えかもしれないけど、一般に、濃いかおりは、なかなかリピートされにくいものらしい。

 それでもわたしも2本くらい買うことだろう。

 

 読んでおきたかったなあ。