御粽司の川端道喜さんの文字をわたしが最初にみたのは、たしか有吉佐和子さんの『和宮様御留』の作中です。第十四代将軍家茂の御台所になるべく、江戸へ下向した和宮親子内親王は、しかし実は取り替えられた他人だったという、よしながふみさんの『大奥』にも通じるトリックが用いられています。祇園祭のお囃子が流れる中、和宮さまが養育された生母の実家橋本家のお端下にすぎなかった少女フキが、ふだんは和宮さまのお下がりしか食べられなくて始終空腹であったのを、道喜が献上した(かと示唆される)花びら餅をいっぱい与えられて喜ぶシーンが印象的でした。その後、フキの運命は急転します。このフキをドラマでは、大竹しのぶさんが演じていました。
餅と白味噌餡と牛蒡、これらから構成される花びら餅を、よしながふみさんの『大奥』では、薩摩から大奥に入った天璋院が京から呼び寄せた職人に作らせて宮様や大奥総取締らに振る舞っていました。もちろんその場で巻いていただく本来のスタイルです。
朝食 パン、ヨーグルト、コーヒー
昼食 マクドナルドのえびバーガー、同ダブルチーズバーガー
夕食 炊きこみごはん、豚肉と小松菜の炒め、トマト、胡瓜の酢の物
レオナルド・ダ・ビンチのドラマが始まってしまった。フィレンツェのドォモのクーポラの上に、16トンだか18トンだかの十字架を載せるのにああいう方法をとるとは!