ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

この夏は(まだ)暑い

 祇園祭の前祭の山鉾巡行の日の朝に、東京から京都へ行った。その十日ほど前にも日帰りで京都に行き、ロームシアターのスターバックスで、暑うて死んでしまうと泣きそうになったばかりなのに。新幹線に乗って、小田原の手前あたりで、水蒸気が縺れ合いながら上空に上がって、空のかなり低いところで、次々に雲を形成していくのを眺めた。前にも書いたと思うが、それでも京都駅で乗換えをした時点では、暑熱順化を終えた自分はこのくらいなら大丈夫、と感じた。だが、奈良は暑かった。中将姫のゆかりの品を展示する奈良博に着くまで、県庁から奈良博の敷地までのほんの短い距離を歩きあぐね、たいそう情けない思いを重ねたのだった。その暑い夏が、同じ夏が未だ続いている。といいながら、わたしが出会った最高気温は、たかだか32℃程度で、だいたいは30℃ぐらいで早々に弱っていたので、本当に暑い思いをした皆さんには、とても申し訳なく思うべきなのだ。(400字)

ここも次々に雲が生まれたあたり。