ぴょん記

食べる、遊ぶ、学ぶ。

京都とデート

 月の初めの週末、半日だけ京都市中で過ごした。8時半ごろ、京都駅前から206のバスに乗り、修学旅行の中学生が大声で、「とりまる!とりまるだって」と叫んでいるのを聞いた。わたしも昔、新聞の下の部分を占めるプレイボーイの広告で、せつこお姉さんの姓をそう読んでしまったことがある。京博は、だいたい休館。だから、祇園を過ぎて、知恩院前でバスを降りた。そこで、朝のコーヒー。長居をすることなく、帆布の袋物の店へ。小さいほうのお財布を自分用に買った。お店のホームページには、春先に地上波の人気情報番組に取り上げられて、いま生産がたいへんで、とあったけど、そんなのいつものことじゃないですか。9時過ぎたばかりというのに、お店はすでになかなかの賑わい。ところで、2階の階段上がってすぐのところに掛けられていた翠の玉の大きめバッグ、あと35歳若かったら(いま幾つなのだ。)、迷わず保護者に強請ったことだろう。

 ここで東山駅へ行けばよかったのに、鴨川方面に歩き出してしまう。日はすでに高くけっこう暑い。通りかかった小父さんが、バス停の時刻表を眺めていたわたしに、それは丁寧にそこに立っていても望みが叶わぬであろうことを切々と説いて聞かせてくれた。わたしも深々とお辞儀。小父さんの姿が見えなくなってから動いた。そうか。タクシーさん、お願い。東山駅から二条駅に地下鉄でいけばよかったのに、あるいはもう少しだけ歩いて三条京阪から二条まで地下鉄でいくこともできたのに、こなれていない脳内路線図のため、迷わず、お願い、タクシーさん。足も弱っていることだし。

 二条駅そばのTOHOシネマズ二条で、『万引き家族』。終わってから、今度は地下鉄で三条京阪まで。そこからバスで四条河原町。ついさきほどバスで渡った鴨川をかちにて戻り、祇園北側。吉本の若手芸人の客引き、自分を含むたくさんの観光客、地元の買いものの人。ずっと寄りたかった和菓子のお店、手ぬぐい屋さんに行く。足はもう祇園四条の駅に向いているけれど、いわゆる餅屋さんで桜餅と柏餅を2個ずつ買う。このお店、売り子の年配の婦人らごと、みやげに持って帰りたいくらい、いい。

 実は、地下鉄で三条京阪の駅に着く前に、座席にかけたまま左足が激しく痙攣するという事象が発生していた。出町柳から小さい電車に乗って、毛糸屋さんと本屋さんのある曼珠院通に行くのは諦めて、そのまま宿のある大阪中之島に向かうことにした。

 祇園四条スターバックスで頼んだ棒ほうじ茶のラテは、バリスタのお嬢さんに予め説明された通り、とても甘かった。淀屋橋あたりまで粛々と味わい、これがこの日の昼めしになった。さよなら、京都。どうかまたそのうち訪ねさせてください。

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今回の代理被写体は、マルティンさん。