ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

炊事用ゴム手袋

 一日に何度もお湯をつかって食器や鍋釜を洗っていたら、指先と手のひらの荒れがしゃれにならない具合になった。途中から見かねた夫が、台所の洗い物の4割ほどを負担してくれるようになったが、それでも手指と手のひらの荒れは収まらずに進行していった。

 最初に頼ったのは、ハンドクリームである。ロクシタン、クナイプ、そういう香りがよくて、実効性もまあまあのに頼った。ただし、食器洗い以外にも頻繁に手を洗うほうなので、塗り直しが手間だった。進行する荒れと、後からついてきた強ばりは、わたしの持病関連の症状でもある手足の拘縮を予感させて幾分不安にもなるし、そもそもペンを触っても動作が不安定になり、作業が捗らないという大きな難点があった。

 そこで、何十年かぶりで、中厚手の炊事用手袋を購入した。

 

 まだ使用を始めて丸三日だけど、早くも手のひらに水気が戻ってきた。指先が春夏のように潤うのはかなり先だろうし、実際に春先に至らないと大きな変化は望めないかもしれないけど、とにかくペンを握ることはできた。これで、やっと返り年賀も書ける……いや、もう寒中見舞いだろうか。

寝る前に左のをたっぷり両手にすり込むことも。