ぴょん記

上古文学、外国語、数学、調理、編みもの、縫いもの、競争法

真夏の直火鍋

 ここしばらく、白めしだけ炊いて、あとはトマトを切るくらいで、おかずはファミリーレストランからのデリバリーで済ませることが何回かあった。水曜日もそうしたいという思いが一瞬脳裏をよぎったけれど、冷凍の豚しゃぶしゃぶ用の薄切り肉はともかく、水菜があまりに新しかったので、かえってがんばって鍋をしようという気になった。梅雨寒の身体を温めて励まそうと注文した品が、30℃超えの日に届くようなことは、食品宅配ではよく起こる。

 宅では、あまりカセットコンロを使わない。ことに夏のうちは、鋤き焼肉でもこないかぎりは。それなのに、あえて、収納場所で小さい土鍋とその蓋、麺鉢2つ、大きめの皿数枚に敷かれておとなしくしているカセットコンロを引っ張り出し、冬のうちに無印良品で購入した直火に掛けられる深皿を載せた。熱湯を深皿に張って、点火。

 熱湯の中には、鶏だしと野菜風味の鍋キューブ2つ。用意したのは、豚の薄切り肉300gと水菜6株だったけど、沸騰した鍋にそのまま加えて7分ほどで食べられます、と袋に記載のあった、マロニーさんとかいう馬鈴薯澱粉を棒状にしたのも使うことにした。

 それにしても、暑い。それもそのはず、エアコンの送風口とわたしの間にコンロと鍋があるのだ。空気の流れそのままに、火の煽りと滾った鍋の湯気がともがらこちらにやってくるのだから。堪えきれず、エアコンを消して、部屋を開放してみた。……だめだ。額に浮かんでいた程度の汗が、こんどは後頭部からも噴き出してくる勢いだ。これでは、豚しゃぶしゃぶを食べ終わる前に、こちらが全身汗になって下水経由で東京湾に流れ出てしまう。

 諦めて、部屋を閉じ、再度、エアコンのスイッチを入れた。あとは、粛々として食事。ぽん酢で火の通った豚肉、マロニーさん、水菜をごはんのおかずとして食べる。〆に思いついて、少しだけ、卵雑炊をした。これに取り鉢に残ったぽん酢の脂の浮いたのを加えたら、あら不思議、けっこうおいしかった。

 ともかく次の鍋は、鋤焼きか、さもなくば、秋口以降がよい。

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京都で買った、小さいお財布