早朝、熟睡ののち横臥していても用があることを思い出すとたちまち縦になれるのが数少ない取り柄だった。それがこのごろでは、『まだ四時か……。』と、常夜灯にしているLEDライトの弱い光に浮かび上がる時計を見上げて、寝るとも起きるともなしに眼を瞑って過…
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