10月、旅の途中で外食を重ねて普段は殆ど食べない昼めしを摂り、東京に戻ってからもカップラーメンなど手軽で塩分もあることから好んで食べていた。その結果、HbA1cの数値が急激に悪化し、いったいなにをしたらこうなるのですかと聞かれた。正直、量的規制はしっかりしていたから、血液がここまで糖に粘着されるとは予想しないでいた。おそろしい。飢えて狩猟採取のために1日十数キロも歩いて、それでもせいぜい2000kcalを手に入れられれば御の字だった代々の祖先の身体の作りが、百姓になって何十世代かを過ごしたあとでもデスクワークの末裔の身に影響する。
そして、ただいま、わたしの腸内細菌叢は、壊滅的状況にある。昨日の夕ご飯を気持ち多めに摂ったばかりに、何時間寝ようとも起きたときにはお腹の中からすごい音が聞こえてくる。
人体六〇〇万年史 下──科学が明かす進化・健康・疾病 (早川書房)
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もうしばらく、絶食。