外出するときは、無印良品の白い布マスクを掛けている。1つ500円するので、使い捨てにはできない。帰宅したら洗わねばならない。最初は、説明書通りに丁寧に中性洗剤で洗って、タオルで軽く水気を取ったあと、陰干しをしていた。途中から、お湯でごしごし石鹸を使って洗って、粗く水気を絞ってから、直接ベランダの物干しにぶら下げるようになった。人間の呼気の当たる内側、外気に漂ういろんなものが付着した外側、どちらも相当に汚れている。中性洗剤よりは、ふつうの白い石鹸。香料なしのを台所に置いているので、それでごしごし洗うのだ。
たまに長く外に居て、3層構造のマスクの内側に舌が触れることがある。マスクには、額や顔に流れた汗が滲みて乾いている。結晶が視認できるほどではまさかないけれど、これがかなりしおからい。盬。のんだりたべたりしたものが、身体を通って出てきたもののひとつのすがた。もちろん感心してばかりもいられないので、帰宅して、手洗い、洗顔、うがいをしたあと、速やかにマスクも洗う。これが、新しい生活様式？
