映画の話。ある寒い地方での厳しい季節に行われた屋外撮影の折、出演する俳優さんの奥さんで、女優でもありモデルでもあった女性が、共演者やスタッフにたびたび温かいスープなどを差し入れたので、共演の年輩の女優さんがその労をねぎらったところ、当の女性は、「わたしは体力があるから人に親切にできます。」と答えたという。これは、年輩の女優さんのほうのインタビュー記事で読んだ話だ。それまで、泉ピン子さんも松山ケンイチさんも小雪さんも、とても遠い世界の存在と感じていたけれど、ああ皆ふつうの人間のようなところもあるのだなと思った。
今朝、「だて正夢」というお米が学校給食に供されて、というニュースの映像で流れた、ものすごくいい顔でごはんを食べていた小学生のお嬢さんがとてもとてもかわいらしかったので、「かわいい!」と思わず呟いた。小学生といっても、もう幼さは抜けて娘らしさの片鱗も萌した年頃の人で、健康な善良さに溢れた表情だったのだ。わたしは、あんなに美しい笑顔で、給食に向かったことはついぞなかった。見るだけでこんなにも人を幸せにできる笑顔だと、彼女は、自ら持つ宝のことをはたして知っているのだろうか。
もちです,rice cake pic.twitter.com/KWQnONpV0Q
— pyonthebunny (@ae_pyonpyon21_j) 2020年10月19日
唐突だけど、そろそろ台北に、行きたいねえ。