ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

山河さやけく雨にかくれて

 きのうの夕食は、もどした干し椎茸を足した筍めしなど、まずまずのごちそうを用意したけれど、自分は、まったく食べられなかった。土曜の夜から、毎食後に咳止めの薬を処方してもらったのをのむようになって、副反応など調べずに3回服用してみたら、眠気と、それから胃腸症状が出てきた。いま、この処方薬の添付文書情報をネットで検索して「答え合わせ」をしてみたところ、食欲不振は、しばしば起こる副反応のようだ。

 もちろんこれを数回のんだからといって、咳がぴたっと止まるわけでもなく、たとえば夜中に咳が飛び出してきてけほけほ苦しむことは今後もあるだろう。呼吸器も、循環器も、胃腸も、筋肉も、もちろん、脳も、もう相当中古(ちゅうぶる)のを手術でパッチを当てたり、薬で弥縫策を講じたり、へたって休んでまた起き上がって、なんとか運用しているので、毎日が「ご安全に」という感じだ。

 きょうは、めずらしく雨の朝で、遠くの山の端はもちろん、ちかくの丘の途中から先は雨霧にかくれて見えない。この湿り気がまた一段先の春を連れてくると思うと、やっぱりこれでも人並みにうれしく感じる。

 毎朝のだし巻き玉子をなるべく焼き目もつかない程度に柔らかく仕上げるというのが、このごろの隠れた挑戦です。