ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

ブラシを買い足してみた

 2013年の中頃というからもう10年前になるけれども、そのころ、ステロイド剤のパルス療法を受けたわたしの髪は、実によく抜けるようになり、ある程度の長さがあったため、ベッドの枕元や病室の床に落ちたたくさんの髪の毛をどうにかこうにか集めて丸めて捨てるのが日課になった。

 その後、2014年の末までに、さらに2回のステロイド剤のパルス療法を受けた。最初のときほどには抜けなかったけれど、それでもけっこう抜けてしまって、新たに生えてきたのは、従前の髪ほどの太さのない、なんとなくしおらしい髪質だった(当社比)。

 そんな髪だったが、2015年のはじめ、肩が思うように上がらなくなって、髪に櫛を通すのを怠った結果、根元のほうで塊がいくつもできてしまった。相談したところ、なんとか梳かしてみせますと請け合った理容師さんも、けっこうあっさりと音を上げて、「お客さん、これ、切っちゃっていいですか。」という。そういう展開になっても、もとは自分の過失のもたらした結果なので諦めて、じゃきじゃきとかなり短い髪ができた。

 あのときから8年が経過して、だからどうだというわけではないけれども、わたしの髪は、わりとずっと長い。洗髪液で染めるのも、カラーコンディショナーを使うのも飽きてしまって、洗って梳いているというだけの髪だ。加工しやすそうでもないので、いわゆるヘアドネーションに出す予定もいまのところない。

 それにしても、梳くのに力がかかると、この冬も苦労した。そして、もしかしたら、ブラシが粗ければ、洗髪後のブラシ掛けも楽になるのではないかと当たり前のことに気づいた。ずっと櫛でなんとかしてきたので、ブラシ慣れしていないこともあって、ブラシの粗密について考えがいたらなかったのだ。

 右が、しばらく前から使っていたもの。左が今回、導入したもの。断然、楽になった。

両方、無印良品さんなんですよ