ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

選定医療費を払うのを避けた

 先日、家族のお供で200床以上の入院病床をもつ総合病院に行った。受診したのは、いつもの内科だったが、家族は皮膚科でも診てもらいたいという。その病院では、すでに内科以外の他科を受診した経験はあるのだが、あいにく皮膚科は初診。事前に予約はいっぱいときいたので、当日受診申込みしたところ、内科と同日の受診ならば、7700円(700円は消費税なのだろうか。)の選定医療費を申し受ける、と告げられた。

 財布にそれくらいは入っていたが、医療費の自己負担分は自弁する家族にひとまず聞いてみたところ、それほど緊急ではないから、他日、受診して、選定医療費を支払うのは回避する、という返事。そうね。

 それほど差し迫っていない症状の患者さんによる、ついでの受診に歯止めを掛け、大規模病院の負担を減らすのが目的のひとつだというのは、わかる。わかるのだけど、「7000円以上」という法文上の額の設定が、皮肉にも絶妙で、セルフメディケーションの限界とか、早期発見早期治療の経済効果とか、あとになっていろいろ考えたことであるよ。