ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

牛肉を少し食べて早寝した夜

 そういうわけで、今週は、2回も家族の付添で、病院の外来棟をうろうろすることになった。わたしの掛かりつけは、いつも大きめの大学医学部附属病院なので、天井も高いし、廊下も広い。大規模災害の折などに、通路まで傷病者を収容して治療に当たれるように、壁にも天井にも床にさえ、そりゃ太いケーブルが敷設されていて、電源が取れるようになっているらしい。

 こういう病院に比べると、地域最大規模といえど、家族の掛かりつけの病院は、家庭的な雰囲気だ。ということは、それなりに混雑する時間帯は存在するという意味で、しばしば人にぶつかり、ぶつかられる。

 くたびれて帰宅し、夕刻、先週の金曜に配達された分の、「国産牛カルビ、バラ焼肉セット300g」と、「つくりたてかます干し」をフライパンとグリルを使って焼いた。カルビは、塩だれで、バラ肉は、青森の源たれで。かます干しは、家族らに任せて、わたしは、肉を5枚くらい皿に取って、噛みしめて食事をした。北海道の牛、一面識もない牛の肉をわたしは咀嚼して、あたまの中では肉の旨みにトリプトファンを分泌する準備が着々と整っている。胃は早くも軋み始め、でも、口は噛むことを止められない。

 そうして、片付けを済ませ、早くに寝た。

 夜中に目が覚めて、1個50円で買ったトマトを半分に切って、粗塩を振って食べた。

 

 チャーリーの実母が、「ふたりの子」の意味を理解していたなら、やはり彼女は、すごい個体だったのだ。