ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

クレアラシルを塗る

 年頃の中学生の顔にではない。高齢の自分の洗顔したての頬に、第2類医薬品のイオウ配合のクリームを恐る恐る塗布するのである。

 思えば、約10年前、ステロイド剤の副反応で頬が膨らむムーンフェイスができあがったときも、皮膚表面にぶつぶつが現れた。「にきみ」が出来たのは久しぶりなので、つい何かの粒がくっついたのかと誤解してこれまた荒れた指先で引っ掻いてしまい、いたずらに炎症を拡大・延引させたものだった。その際は、入院中だったので、院内処方で皮膚科さんから塗り薬が出された。それを頬と額に暇に任せてこまめに塗っていたら「にきみ」は、ほどなくして落ち着いた。

 今回の「にきみ」は、あらかじめ予告された犯罪のようなもので、10年前と同じく口の中が真っ白になって、感染が食道方面と口角方面の2方向に広がる間に、じわじわと顔の表面に不穏な動きが広がってきた。粘膜の感染は、シロップを飲み薬に変えていただいて一気に治った。でも、「にきみ」のほうは、主治医に相談するには申し訳なさ過ぎて、今回は在宅時なので、セルフメディケーションでなんとかしようと思ってのクレアラシル購入。

イオウの匂いはほとんどしない