ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

雷雨というけれど雨量は実質どのくらいだったのだろう

 この木曜の21時前、予報通り、住居の北側のほうから雷鳴が徐々に近づいてくる気配があった。机に向かって作業をしながらしばらく耳を澄ませていると、ひとしきりもっぱら音のみで上空で暴れたあと、強く地面を叩くような感じで雨が追いかけてきた。気温は十分に高いけれども、部屋の中に雨が降り込んできてはたまらないので、北に面したこの部屋の窓は開けない。そして、無論、玄関のドアを開けて外に出てみようとも思わない。嵐も花も、身近に及ばなければ垂れ込めて過ぎていくのを待つサイドだ。

 雷が賑やかだったので、早寝をすることにした。だいたいが早寝なのだけど、いつもはまるで強制終了させられたマシンのようにベッドに倒れ込むのに、今回は主体的に意図的にする早寝だ。髪の毛を解いて、大童になってベッドに潜る。いつの間にか雷は遠ざかり、雨音も室内からは聞こえない程度に穏やかになっていた。この地の雨は、たいていの場合、穏やかに静かに降る。ものすごい大降りというと、思い出すのは2022年7月の中頃の雨で、あのときは北観音山の準備の最中に雨が止まず、皆さん難渋されていた。足元に苦労する人も多く、タクシーがなかなかきてくれなかった。

kakunoにペリカンのインキを吸ってもらった