ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

気圧が下がって上がって頬がまた膨れたので

 岩本ナオさんの『マロニエ王国の七人の騎士』のはじめの方とその後ときどき出てくる、お姫様のペットのやや大柄なリスちゃんのように頬が膨れている。やや厚めの顔の表面の皮脂層を連れたまま、頬が拡大を続けようとするので、ただでさえ吊れた感じがしていたのに加え、クレアラシルを塗るほどの「にきみ」だに発生して、薬理性擬似リスの各目の下30平方センチメートルは、毎日忙しい。

 火曜の未明には、雷鳴が轟いた。一旦はベッドに入って、現在第20話まで配信されている『三体』の続きを観ていたのだが、案の定、字幕を終えなくなって眠ってしまっていた。そこに遠雷から始まって、まもなく近くに落雷があったかのような大きな音で、雨もかなり降っているようだった。鏡で見て腫れているとわかるのは、顔ぐらいのものだけど、実は、足の爪先までくまなくふだんよりも何パーセントずつか大きくなっているために、浸潤液にひたされた肉の塊のようにぼってりとした感じで雷を恐れていた。

 朝になってもしばらく霧雨が舞ってはいたが、その後、晴れて、遅いメダカの卵を確保しておいたアクリルの水槽では、太陽の光に透けて、透明な目が何十も動き回っていた。なんとか孵化したようで、ときどき餌をまじないのように撒いていてよかったと思った。

 

 これをベランダのプランターに蒔いてもらって、汁の実やおひたしにするのです。