ぴょん記

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『応天の門』第8巻

 NHK『英雄たちの選択』で、応天門の変が取り上げられていたので、アイロン掛けなどをしながら、少しずつ録画を観る。灰原薬応天の門』でコラムを書かれている本郷和人先生も出演。作家の平野啓一郎さんも。本郷先生は、専門の時代こそ違えど、なるほど、歴史研究のプロ。それに、平野さんや、橋本治さんのようないろいろしっかり読んでいる作家さんにももっとお座敷をかけてほしい。

英雄たちの選択 - NHK

 さて、『応天の門』第8巻には、高子も多美子も藤原の高官ら、それに伴大納言は出てこない。階級を這い上がる者、social climberとしての都で苦学する男たちが、自邸内に菅家廊下という私学を構える、学閥の中心に生まれながらにいる道真の前に現れては消える。学びがもたらす豊穣と、その後景にある荒涼たる餓えた真空に、彼は、己の成長の余地を確信する。その聡明さ。

 

応天の門 8 (BUNCH COMICS)

応天の門 8 (BUNCH COMICS)