ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

『炭に白蓮』第3巻(完結)

 第1巻・第2巻とeBookJapanで購入したので、最終巻となる第3巻の「予約」がKindleでしか表示されていなかったけど、なんとかもちこたえて、eBJで揃えた。

 一代で財をなした炭鉱主のもとへ嫁いでいった華族の女。「筑豊の女王」と呼ばれ、その才華を讃えられながらも、7歳下の男性のもとへ奔る。なぜその「事件」が起こったのか、作者独特の解釈が展開されているから興味深くて、寝る前に落とせなかったので、今朝5時に起きて冷めたお茶を啜り啜りしまいまでとうとう読んでしまった。

 

  NHK連続ドラマ『花子とアン』で、炭鉱王・嘉納伝助が卓袱台を飛び越えるシーンとか、映画『花戦さ』では、佐藤浩市の利休が秀吉に頭を足袋はだしで踏み付けられる描写とか、そういう殊に印象的な場面ばかり観ているように書くけど、それだけじゃないんだ。