6月9日にアマゾンで見掛けました。物理版もそのうち出るとのことですが、一足早く電子書籍です;
(以上、再追記。)
6月3日に公式ホームページで見ました;
月刊フラワーズ7月号 緊急重版&デジタル版配信のおしらせ
ポーの一族最新作「春の夢」が掲載された月刊フラワーズ7月号の
緊急重版および、デジタル版の配信が決定いたしました。雑誌の重版分は6月11日(土)頃より順次、全国の書店で店頭に並び始めます。
デジタル版は雑誌と同じ590円(税込)で
6月9日(木)よりコミック小学館ブックス他、各電子書店サイトで配信予定です。
(以上、追記。)
毎月28日になるかならないかの時刻に小学館月刊flowers をアマゾンで注文していた。今月もそうしようとしたら、早くもアマゾンでは注文できないステイタスになっていた。いくつか同種の雑誌通信販売に当たってみたけど軒並み「売り切れ」などの、「現在ご購入いただけません」状態。たぶん、萩尾望都さんの新作が掲載されているのが人気の理由なのだろう。萩尾望都さんの作品はかなり読んでいるほうだろうけど、『ポーの一族』について特に思い入れはない。そして、現在の月刊flowersには、幾つか惜しい連載もあるけれど、ここは無理に入手しようとはせず、いっそこれを限りにとはいわないまでも、しばらく購読を止めてみるのもよいのではないかとも思う。
ところで、ここ数日のはてなブログとはてなブックマークの動きをみるにつけ、わたし個人としては、マスと呼ぶほどの規模ではなくても、いわゆる大向こうを相手にした物言いを極力避けたい気分がますます募ってきたのを感じている。 これは、オープンのブログを書いて、しかもツイッターとはてなハイクで更新報告をしていることとそれほど矛盾しない。わたしのことを一次的になんとなく識っているひと、ちょっと袖すりあった仲のひとのそばで、ぶつぶつひとりごとをいう感覚でわたしはブログを書く。
塩野七生の合衆国大統領広島来訪に寄せての感想について、アサヒコムの記事についたブックマークだけ、読んだ。『ルネサンスの女たち』が中公文庫に収録されていたのが、わたしが彼女の作品を読んだはじめで、そのころは勉強をするために単身イタリアに渡った優秀なお嬢さんだというくらいの感じだったが、いまから15年前くらいになると、『ローマ人の物語』などで、還暦手前のおじさんたちから、逆にこちらが読書を勧められるほど、とてもとてもメジャーな存在になっていた。戦略的に謝罪を求めないほうが品格の高い云々については別に思うところもあるのだが、敗戦当時の日本に残された有識者、有産階級の末裔ならばさもありなむというコメントだった。倉橋由美子のいわゆる桂子さんシリーズに出てくるような人間ならば、いったいどのように今回の来訪を評したことだろう。