紛れもなく自分の汗の匂いなのだろうが、ここ十年近くおもに朝のうちに大量の化学物質を飲み下しているせいか、少し暑くなると、身の回りを酢酸とかもっと強い酸味のある匂いが漂う。有効成分のなれの果てならよいが、まさかただの基剤がこんな匂いに化けるのではなかろうな。ともかく、すぐに行水ができればよいが、そうもいかないときには、汗拭きの不織布シートで首の周りと胸元などを拭う。いろいろ出ているけれど、無印良品のたくさん入っている「汗ふきシート」の大容量のを無印良品週間で1割引で買って、パックのままジップロックに入れて机の周りに置いている。5月まで／10月から なら、だいたい1枚で用が足りるところ、もう1枚使ってさっぱりしたくなるのが、わたしにとっての本当の夏の始まりである。
