日本経済新聞を数十年、ASAから配達してもらって読んできた。この地域では、日経新聞は、朝刊と日曜以外は夕刊の配達がある。だから、週に13回、配達がある。それが玄関口に届く。玄関口でばさばさと開いて一覧して、広告と分けて、また畳む。ウェブで気になる記事があったら、改めて新聞を開いて詳しく読む。その回数がだんだん減っていった。
理由は大きく分けてふたつある。ひとつは、目の調子が悪くなって、新聞の紙面を5分以上続けて読むことが苦しくなってきたこと。PCやタブレットで読む電子版ならば、自分の読みやすいフォントでニュースを読むこともできるが、紙にプリントされたものはけっこう苦しい。もうひとつは、昨年の9月だったか、朝日新聞デジタルのスタンダードコースが1980円に実質倍額値上げされて半年ほど上限50本/月のベーシックコースで堪えてきたけれど、ウクライナ侵攻以降そうもいっていられず、1980円のコースに移行したので、日経のほうはもういいやと思ったこと。
日本経済新聞は、税込で1ヶ月に4900円かかる。つまり、1年で税込で58800円だ。わたしは香りが苦手で、しかし、知人の大半がその効能を高く評価するSという文字で始まる化粧水が、5本か6本ほど買える価格だ。また、1年間にかかるうちの米代総額よりも、高い。だいたい倍額以上だ。これは、パンと麺類が多いから仕方ないところもある。
朝日新聞デジタルと、なぜかNewYorkTimesのデジタル版を読んでいるので、その2つの購読料は、1ヶ月でだいたい3400円くらいだ。円安が進行して、NYTデジタルの購読料が1000円を超えたときは、困ったなあと思ったが、その後の推移によって、もうこれについては、無の境地だ。このごろ1ドル134円台のときもあるから、決済当日の相場によっては、もう少し安いかもしれない。タクシーの1メーター分ぐらいは。
KindleUnlimited で、今度はこれをお奨めされたので読んでいる。芸談というか、楽屋落ちした内幕物で、円生さんの協会脱退騒動を、圓楽さんの弟子の側から語る、のかな。