ぴょん記

食べる、遊ぶ、学ぶ。

牛丼屋さんへ行く

 一昨日の夕方から昨日一杯雨降りで、夕飯の片付けが終わってから大納言小豆の残ったのがあったので、それを使って餡を炊いたりしていた。ふつうの小豆ならばあく抜きのための一煮立ちのあと、水を入れ替えて圧力鍋で加圧10分で十分火が通るのだろうが、大納言は大粒で、しかも一昨年に収穫されたものだったので、加圧10分では足りず、圧が抜けてからそれを確認して、また6分ほど加圧して放置した。今度はやっと豆が柔らかくなったようだったので、豆の重量の80パーセントの重さの黍糖を2回に分けて加えた。まあまあよい餡に仕上がったので、明けた今朝に最終的な火入れをして、餡バターのトーストを食べた。

 昼下がりになって、すっかり変わってしまった近所を検分かてがら、吉野家で昼食。デリバリーで頼むより、牛丼も定食もかなりお安い。カルビ定食の味噌汁を豚汁にしてもらって、お新香の白菜をばりばり食べた。学生時代、吉野家さんのカウンターの一部がガラスになっていて、そこにお新香やサラダが入っていた。わたしは、学校が終わってから、地下鉄で移動して学生から講師に化け変わるので、しばしばその前に吉野家さんか小諸そばさんで早めの夕食をとっていた。強めの塩気がたちまち力に変わる、そういう季節をわたしも生きていたという話である。

 それからいくばくかの時間が流れた。

 デフォルトのカルビのたれがそれだけでも十分に辛かったので、コチジャンはかけず、サラダのドレッシングも省いて、小さなパッケージふたつは家に持って帰った。肉もごはんも豚汁もサラダもお新香もとてもおいしかった。ただただわたしの胃が弱くなって、メニューでみたときは楽勝で平らげられると思っていたそれらが、7時間経過後の現在に至ってもわたしの胃に留まり、牛丼屋さんの力を誇示し続けている。

 

 『陰陽師』シリーズの、人間に恋した川獺の男のような人がぞろぞろ出てくる。