ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

定期通院に小さなアクシデント頻発

 本日の通院では、正午近くの診察と昼下がりの診察が入っていて、あとは検体検査とX線撮影。先に血液データが出ていたほうがいいだろうからとわりと早めに出掛ける。でも、起床が5時半ごろだったので、家の用事を済ませたあと、ラッシュアワーが過ぎるまでもう一眠りと寝床に戻ったら、無事起きられはしたものの、眠気が一日中取りついて離れない身体になった。

 病院に向かうバスの中で、近くの大きな学校に通う新一年生と思しき人々が、バスの中で微妙に不慣れな感じで立っていた。走行中の揺れやブレーキに伴う小さい衝撃を腰と膝と足首がうまく吸収しきれていないというか。バスにあまり乗らないで18歳まで育つ若者って、いま全体の何割くらいいるんだろうかとか、都市部と非都市部で分けて概数を出してみたりして。

 総合受付で用事2件。所在なく待つ。70代後半の妻、80代前半の夫という組み合わせのカップルをよく見掛ける。そのくらいになると、いずれか又は両方ともけっこう厄介な慢性の疾患にみまわれてしまい、近医ではなく大学病院に通うことになるのだろう。労ったり、励ましたり、急かしたり、待たせたりと、年配のご夫婦の通院にはご苦労も多いのだろうが、なんとなく安心感が漂ってくることが多いように思う。

 続く採血でも待ち時間がけっこう見込まれたので、仕事用のPCを開いて資料読みを始める。読むことは読むのだが、マウスまでもってきたのにテーブルのついた席が屋内には乏しく、タブレットでできることをその2倍の重さのPCを持ち運んで一日中していた。採血のあと、X線撮影に行こうとしたが、最初の診察時刻が迫っていたので一旦断念。後から思えば、ここから1時間待つことになるので、X線に行っておいてもよかったのだ。

 はじめの診察の前に、身長と体重を測った。冬中、ごほごほと咳をしながら食欲も減退していたのが数字に表れていてけっこう驚いた。あとの診察で、いま1日に何キロカロリーくらい食べてますかね、と聞かれて、1200ぐらいと答えると、もう少しがんばって1400ぐらい摂りましょうとアドバイスされた。努めてご加餐を、といわれるのは、人生ではじめてかもしれぬ。

 X線では、姿勢を何度も矯正された。診療棟に戻って、午後の診察を待っている間も資料読み。ランチパックとかおむすびとか、少しずつ食事をとるけれども、眠たいし疲れたしで、起きてはいるけれども意識レベルが片側だけどんどん沈んでいく。ようやくふたつめの診察も済んで、会計待ちもして、会計も済ませて、帰りのバスに乗った。

 ほぼ一ヶ月前、同じバスでターミナル駅に向かったけれど、その4週間余りのなかにソメイヨシノがほころんで満開になって散っていく時間を包んでいるので、街はすっきりと別人のような顔になってしまっていた。

ケチャップと辛子は持って帰った