ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

本当のわたしはもっとシルバーヘアー

 秋の真ん中頃から、また週に1回、カラートリートメントタイプの一種の髪染めを再開した。これは、シャンプーの直後、髪の水気を切って、簡易な手袋をした手にチューブから何十グラムかを絞り出し、髪に塗布し、5分から10分程度放置したあと、洗い流して適宜シャンプーなどするものだ。1回分が300円から500円くらい掛かるけれども、美容室で染めてもらうよりも、もとよりずっと安価だ。

 ただ、わたしの髪は、長いところで「なぜか」90センチ超あるし、カラートリートメントタイプの効果はそれほど長くはもたないので、毎週、ちょっとした手間を掛けねばならない。それでも、再開後、これまで8回ほどセルフ施術してきて、「だいたい黒い」程度にまで寄せてきた。

 

 ほとんど外歩きをせず、それほど家のそとの人とも顔を合わせないのに、白い頭髪を黒めに見せる必要ははたしてあるのかとは思う。

 

頭洗ひ、化粧じて、香ばしうしみたる衣など着たる。殊に見る人なき所にても、心のうちは、なほいとをかし。

 

清少納言枕草子』第二六段