ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

暮れも押し詰まったが定期通院

 晴れて気温が低くしかも風が強い午前中といえば、わたしの記憶の中にあるのは、2013年2月のある平日のこと。ワープロソフト一太郎の新しいのを買って、その代金をコンビニ決済にしてしまったばかりに、冷たい風に凍らされるような思いをして最寄りのコンビニエンスストアに現金を掴んで払込みに向かったのだった。もう11年ほども昔になる。

 きょうも同様に寒かった。Amazon経由のnissenで買った2枚組の15分丈レギンスがなければ、もしかしたら、出掛ける勇気が少しも湧かなかったかもしれない。約束は守らなければならないという、社会人の惰性に駆り立てられて病院に向かったものの、血管がまったくやる気を出さなかったので、採血担当の看護師さんは血管を探すのにとても苦労されていた。わたし本体は、病院の廊下の隅をのろのろ歩いては、採血されたりX線撮影をされたり診察されたり会計されたり。消耗が激しくて、帰って布団に入って寝ることしかもはや考えられない。かくして見事な中年の寒ざらしができあがった。

 帰りのターミナル駅では、大きなキャリーカートを曳いた、これまた大柄な外国人の男性にきまって後ろ向きでぼんぼん立て続けに3回ずつぶつかられたけども、なぜか相対的に小体な東洋人女性であるわたしが彼らを順次はじき返すという現象が発生して、ああっごめんなさい、いいのよ次から気をつけてねなどと、いずれもあやしい英語で挨拶して足早に別れるというゲーム。でも、片方が大きな人で、もう片方はほんとうに小柄なおばあちゃんなら、接近遭遇は実際にとても危ない。