ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

字が読みにくいとなるとたちまち退屈の窮みだ

 このごろとみに目の力が落ちており、リーディンググラスという名の簡易老眼鏡を掛けての書き物も、ほぼ日手帳オリジナルなら2日分、手紙ならなんとか一通、それぞれやっとのことで書くという感じだ。PCを用いての入力なら、2000文字は続けて打てるのに、自分の手を使った書字がせいぜい数百字でさえ心許ないのはおかしなはなしである。

 活字を追うのも覚束ないものだから、例の『サラゴサ手稿』も読みさしのまま、本当は読みたいのに放置している。細かい刺繍もしたいし、ざっくりと縫い取りを入れた雑巾も何枚か縫いたい。でも、目の具合がよくないし、どのくらいよくないのかわからないので、しばらくは辛抱している。今週、病院で視覚全般の検査をしてもらう。深刻な病気の兆しでもみつからない限り、眼鏡の処方箋も出してもらえるようにお願いしたい。片目だけ白内障とか、それが治ったあとも複視が残っているなどの理由で、結局、ちゃんとした眼鏡というものを今世紀に入ってから作っていないような気がする。

 

使用中のハンドクリーム