ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

万年筆がだんだんと元通りになっていった

 パイロットのkakunoという、だいたい市価1000円ほどの万年筆、これのペン先の太いの細いの合わせて5本か6本くらいはもっている。紙の日記や手紙などで、ほぼ毎日、万年筆を使うので、インクのカートリッジが空になったタイミングでペン先を水に漬けて洗って乾かして、その間に別のkakunoを使うという感じで、「流れ」がうまくいっているときには、問題なく書字できていた。

 ところが、この年末年始のように、自分の手のひらが強張って思うように字が書けない時間を挟むと、ただでさえキャップの機構がやや甘いところがあるのか、ペン先が乾いてインクが干上がり、そうなると念入りにメンテナンスしないことにはそのペン先は再びの使用ができない。CUSTOMシリーズなどだと、別売のカートリッジを使って水をペン先に押し入れたりして洗っていたなとか思い出しながら、机の脇にヨーグルトのカップを置いて、そこに水漬けにしたり洗ったりしたペン先を入れてしばらく世話をした。

 そうそう。あるはてなブログの記載から、無印良品のポリカーボネイト製の万年筆は、中身がプラチナ万年筆だと教えられた。プラチナ万年筆のプレッピーは、学生のころ、『150円なのに丈夫でどんどん書字できる』と、クラスの一部でたいへん重宝されていた。0.38のゲルインキボールペン愛用者であったわたしも、プレッピーはわりと好きで、黒とブルーブラックの2本くらいは、つねに携帯していた。当時は、まだkakunoは出ていなかった。

 もとのkakunoに戻ると、メンテナンスしていた1本は、某社のノベルティだったので、できれば使い続けたかったのだけど、一週間ほど機嫌を取り結んで、このほどやっと書けるようになった。ほぼ日手帳オリジナルに、薄くなった目に老眼鏡を掛けて、ぼちぼち書く分には、やはり万年筆がちょうど合っている気がする。

 

クリッパーの赤いハーブティー