数日前のある日を頂点とする一連の暑さのことをテレビの気象情報は、残暑、と呼んでいる。それはそう、もう暦の上では立秋を過ぎて1週間が経ち、きょうあしたには五山の送り火という頃合いだから。
身体が思うように動かないもどかしさに、自らのやまいと老いを感じ、若さというのはきっと失われたときに、前途というものもおそらく閉ざされたときに、かつての自分にはそれがあったことを思い知るのであろうとぼんやり考えたりする。
とはいうものの、ズボン2本とシャツ4枚、ハンカチ5枚を録画しておいた映画の後半をみながらたちまちプレスするくらいの余力はないわけでもなし。