横になっている時間が長いので、飛び飛びに連続ドラマを視聴する機会が増えた。この『Halo Season1』もそのひとつ。植民星を多くもつ地球連邦は、独立を求める、おもに辺縁の惑星の反乱を鎮圧しつつ、まったく異なる種族との戦いにも直面していた。その解決策として、適性のある幼子を集め、超人的な身体能力をもつ戦士スパルタクスに育て上げるというプロジェクトを始動し、何十年が過ぎて……。
このごろ、『チーム・シール』でも、FBIシリーズでも同じような、30代から40代の、白人、男性、身長187cm体重78kg、上半身筋肉たくさん下半身は早く走るのに適した肉付き、というアメリカン・ヒーロータイプをたくさん見せられすぎているきらいがある。ほんとうに白兵戦中心の戦闘訓練に日夜明け暮れた結果、そういう体型になるのだろうか。無駄な脂肪はほとんどついていないのは、頻繁に裸になるのでわかるのだが、あの飛んだり跳ねたりがワイヤーアクションだというのは知っているものだから。
いま、ボイジャー1号及び2号は、太陽系を遠く離れて、太陽から何百億キロという恒星間の旅を続けているという。カール・セーガン博士が刻ませたあの「絵」を解する異星の生物が、どうか物騒な考えをもたないでくれますように。