ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

一体12万円のお人形

 

ぱたーん版ロリーナ買い占めについて - Togetter

これほど人気の高いSDの頒布販売にあたっては、髙島屋さんの外商のお得意さんからの問い合わせもまったくなかったとは思えないけど、そういう人も買えなかったのだろうなあ。

2018/04/02 08:49

  この件について、わたしが間接的に存じ上げるあたりの消息として、もっとも被害甚なるは、ロリーナSD並んだのに買えなんだ、ではなく、同じ製造元から「お迎えした」人形の相場が非人形者(にんぎょうもの)の家族に知られて危うし!というところだった。しかし、考えてみてください。よしんば一体15万円の人形が10体あろうと、総額でちょっと気の利いた小型車ぐらいの掛かりだし、保険もいらないガソリンも喰わない公道走らないから事故にも遭わない、で安全ではないですか。泥大島のほどほどの品だと、きっとその倍ほどもしますもの。

 とはいうものの、いくつかのまとめサイトなどを見る限り、「わたしがまとめて払います」と複数の手続ブースをその男性が回っていった段階で、京都髙島屋の現場の責任者が奥に走り、これがイレギュラーな事態で特別の対応を行ってもよい事案かどうか協議したのだろうか。きっと内部での話合いはしただろうし、その結果として、手続を続行したのだとは思うけれど、それでよかったのだろうか。

 スーパードルフィーは一種の奢侈品であるから、今回のトラブルはゾーンど真ん中の消費者庁案件であるとはいいがたい。品薄状態で四条に、いや、市場に飢餓感が漂うくらいが、この価格帯のお人形の売り方として、メーカーさんともども好ましいのもわかる。しかし、これは、京都髙島屋が個人顧客に向けて売り出した物品であって、それを根こそぎまとめて海外のサイトで「京都髙島屋限定」と銘打って利幅こそ薄いけれど、あえていえば転売されて、ただの一体も一般のお客さんが買えなかったのはアンフェアじゃないかとだけ言っておきたい。

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みどりのが「正直になりすぎる万年筆」。