ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

自分を肯定的に眺めるのは

 できるのは、せめて「否定的に眺めることに終始しない態度をとろうと心懸ける」くらいなのだろう。このように日本中が、一種の閉門蟄居を言い渡された状況を続けているときは、ここ7年来、身体の不調から碌に外に出られなかったわたしでさえ、そろそろこころが凋んで萎えてしまう。

 今朝、朝日新聞デジタルで何本かの記事を読んだ。会員限定記事も含まれているけれど、そのうちの3本について感想を。最初にはてなブックマークコメントをつけて、次にそれをこのブログに引用し、さらに補足があったらメモすることにしよう。

 

コロナが奪った25歳の中学生活 路上で倒れていたハナ:朝日新聞デジタル

結果からみると、この女性は人生の最初の時期からその母親と一緒に暮らすべきではなかった。親身になって話をきいていた警察の人、夜学支援の人、そういう人たちの心が彼女を失った悲しみのあまり、折れませんように

2020/06/01 12:54

  実親でも養親でもなんでも、生活をともにする大人にこどもは逆らいにくい。家庭や家族というのは、社会的に最小の単位であり、なおかつ密室なので、その中で弱い立場のこどもや老人、病人は、かならずしも護られ労られる存在ではない。25歳の「ハナさん」が、自立の途を探ろうとして、でもあれやこれやで失意のうちに命を落としたのには、彼女の育つ過程で唯一護ってくれる曾祖母を失ったことが大きい。

 

「私やり直そう」 風俗やめた女性を救った1枚のマスク [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

亡くなった「ハナさん」やこの女性のように、しばしば人は、まだ若くて家族の支えがあったほうがよい時期にひとりになってしまうことがある。よい巡り合わせに恵まれる人ばかりではない。社会政策的にはどのように。

2020/06/01 12:59

  他人の面倒をみたいけれど、フルタイムでまるで親のようにがっぷり四つに組んで、は難しいという大人はたくさんいると思う。ボランティア組織とか特定の宗教に基礎を置く団体とかではなく、できるときにできることをするような活動のプラットホームがあるといいなと思う。わたしも、勉強で難渋している子たちのノートの丸付けぐらいなら喜んでしたい(塾の営業を妨害しない方向でね。)。

 

幼子2人抱え、夫には持病が 感染した記者の60日間  [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

署名記事として世に出した勇気を称えたいです。3回連続の第1回ということなので、次回以降も期待しています。罹患と回復、お疲れさまでした。自宅での待機、繋がらない電話、盥回し、とても他人事とは思えない。

2020/06/01 13:02

  4月の非常事態宣言発出の直前、D大学医学部附属病院の主治医の先生のところに、定期的な診察を受けるために出掛けた。そのとき、新型コロナウイルスに感染したような感じがしたらどうしましょう、という相談をしてもよかったのだけど、仮定のはなしをしてもしかたないので黙っていた。先生も、お身内も、わたしも、罹りませんように、とだけ、心の中で念じていた。

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筆入れが2体