ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

光秀は、悲しい

 いえ、今年の大河ドラマ麒麟がくる』のはなしである。もともとTokyo2020のために、夏の間の数回分、話数が少ないとのことであった。また、出演俳優さんの交替のために取り直しが行われ、はじまりが数話分、遅れてしまった。そして、COVID-19の広がりを受けて撮影が一旦中止されたので、次週6月7日の第21回をもって、しばらく放送が休止することになった。

 主人公である明智十兵衛光秀は、斎藤道三に仕える国衆の一族であったところ、道三とその子である義龍の争いのあおりを喰って越前で耐乏生活を送っている。当初から長らく1549年辺りを漂っていた十兵衛の青春時代だったが、今回、1560年の桶狭間直前である。十兵衛は単なる傍観者ではなく、いとこという設定の信長の正室に書状を送り、今川方の部将・松平元康をその母と伯父伝いに調略すべきことを示唆する。

 どんなに十兵衛が信長の資質を見込んで、陰ながらその勝利を祈ろうと、長篠の戦いのあとにやってくる、戦国最後の壮大な下克上について、ほぼすべての視聴者が知っている。折しもときは、六月朔日。あめがしたしるさつきかな、である。

 当選したとしたら、そろそろうちのポストにも、本能寺の戦いのお知らせが届く頃である。届いていたら、わたしも遅ればせながら、参戦せねばならないのだろうか。

 でも、攻守どちらの側に?

 

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  • 発売日: 2017/08/02
  • メディア: DVD