ぴょん記

はてなスターはじめました 2022/04/19

ゆうべは吉野家の親子丼を食べた

 学生のころ、夕方、通学していた都心の学校から自宅があるエリアを通り抜けてアルバイト先に急いで移動することが週に3回か4回あった。仕事が終わるのは、早くても21時を回った後なので、移動途中で軽く夕食を摂ることになる。その食事は、たいていは、遅い昼食を兼ねていて、どうしても炭水化物、よく利用する外食チェーンの店名でいうと、「吉野家」と「小諸そば」であった。通学先に学生食堂がないわけではなかったが、上がってぐーっと入って食べてのしのし出て下がってという学生食堂を利用する際の長い動線が、駅に向かう途中の吉野家ならば入って食べて出てと100分の1で済む。ついでにいうと、一食にかかる価格と含まれる塩分量も同じくらいだった。

 「生娘をシャブ漬け」という元常務取締役氏の発言は、ジェンダー法令遵守の別々のコードに触れて、本来的な社の業務に関わる仕事ではなかったけれど、ブランドに関わる講座での発言だったということで、合わせ技一本でアウトという考え方があるだろう。もっとも、わたしには、「シャブ」という覚せい剤を示すことばが出てくる発言を、従業員でも経営者でも、社会を構成するふつうの大人がするというのが、まずもって受け容れがたい。

 それはそうとして、わたしも、吉野家で待っている炊きたてのめし、煮られた牛肉と玉葱、お新香に生野菜を掻き込んで、アルバイトにいって働いていた身である。不買を行おうとする人の考えをひっくり返すようなつもりはないが、吉野家にだってアルバイトやパートの非正規の働く人たちがたくさんいて、シフトを減らされたりお店を整理されたりしたら、はいわかりました来週から次の職場でがんばります、とはならないことはわかる。不買の空気が漂ううちは、心懸けて吉野家にデリバリーを頼むことを続ける。

 

吉野家常務発言で新商品発表会が前日に中止 10年かけ開発の親子丼:朝日新聞デジタル

今般の炎上には確たる理由があった。しかし、中長期的には、まともな材料をつかって清潔に調理した商品を提供し続けていさえすれば、おそらくもともとの吉野家のお客さんは吉野家から離れていったりはしないだろう。

2022/04/20 11:27

写真は、牛丼。