ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

シャンプー、コンディショナー変更問題(再)

 どうやらボディショップさんは、ホントウニ、フジグリーンティのラインを在庫限りで終了するおつもりのようだ。それはつまり、わたしが、フジグリーンティのシャンプー及びコンディショナー以外のシャンプーとリンスっぽいものを求めて再度放浪を開始することを意味している。

 against animal testing (以下、「aat」と略す。おそらく一般的な略称ではないでしょう。)というのが、わたしの石鹸類を選ぶときのひとつの基準で、しかし、これはなかなか充たされない物差しでもある。獣鳥肉に魚を食べて、たぶんたくさんの動物実験及びヒトの治験等を経た薬で生かされているわたしが石鹸類だけはaatに拘るのはけっこう笑える構図だけど、それを望んでボディショップと、それからLUSHを利用してきた履歴はわりと長い。

 話は逸れるが、精進料理を勉強するという意味でも、ヴィーガンになってももういいかもしれないけれど、獣鳥肉はともかく、魚、ことに刺身が大好物なので、当分の間は、月曜だけヴィーガンでもいいかなと思う*1。なお、いま患っている病気のなかでも主病のほうは、べつに動物性蛋白質を摂るのをやめても直ちにどうかなるわけではない、らしい。ヨーグルトは、どうするかな。プリンは、鶏卵をやめるから作っても自分は食べないだろう。

 この年になると、何を食べるかというのは、裏返して何を食べないでいるかを意識することに直結する。医師に止められたとか、高価すぎて手がでないとか、そういう理由に因らず、自分がその食品を食べること/食べないことの意味をほんの少しだけ考えてみる。

 化粧品や石鹸類の世界で、aatは、いまだ主流を占める考え方ではない。aatのための代替実験は、メジャーになっていない。たとえば、クリーム。「毎日塗っていると、肌の色が(きっといまよりも)明るくなります」という「有効性」よりも、塗った部分が腫れたりしないという「安全性」は、メーカーにとってより重要だ。人間が「それ」で洗って、「それ」を塗って、すぐに又は長い年月ののちに、不都合が発生しないように人間ではない動物の生体をつかって安全性を試す。ということは、それらの実験は、それらの動物たちにとっては危険性のあるものなのだ。わたしがaatを支持して、それを明示したメーカーの製品を選択するのは、単純に、じつに簡単に、『わたしなら実験されたくない。』を思うからである。そして、わりと、それだけだ。

 きのう、去年の12月半ばに届いたLUSHのハコを開梱した(遅くなってごめんなさい。)。もともとの値段が高いし、近所の店は閉まったので、通販で600円の送料がかかるけれども、石鹸が切れて新しいのを出すためにハコを開けた瞬間の、あのふわっとした精油のかおりは、実店舗の前を通りかかったときに脳髄に直接働きかけるかおりの棍棒とは、まったく違うものなので(おもに、量的な意味で。)。

 そうすると、LUSHの固形シャンプーに戻るのかなあ。では、リンスのようなものはどうなるのだろう。

生協でよくみる、パックスナチュロンさんが出している石鹸。

 

*1:餃子の具は、野菜だけになるのだろうか。油揚げでも刻んで入れようか。