ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

やや蚊遣りを焚く

 八月も後半になってから、台所で蚊遣りを焚くようになった。ここは、ほどほど高層階ではあるのだが、なぜか山のほうからバッタの仲間がやってきて夜中に廊下の真ん中、わたしの行く手に立ちはだかっていることが、昨年ままあった。いきおいよく跳躍する昆虫などみることはたえてなかったものだから、はじめのうちはじっくりと凝視していた。するとバッタのほうでもきまずくなったのか、やがて、『わかればええんじゃ、どあほう』と捨て台詞を吐く感じで悠然と去って行った。いったい、なにをわかるというのだろう。そして、バッタに「ドアホウ」と罵られたように感じていたわたしの心弱りの程度の甚だしさといったら、どうだったろう。だからといって、蚊取り線香がバッタ避けになるとも思わないけれど、およそ数日に一度は、蚊取り線香を焚いている。

 

 これを夕方から宵の口、どうかしたら夜中のはじめくらいまでかけて1巻き焚いて、その煙が食堂を通って水回りにきて、でもわたしの部屋のドアまでは届かない程度である。たぶん、家の中の風向きの関係で、煙は家うちを充たす前に、山のほうへと連れ去られてしまう。

 

気分転換に、ちくちく。

 毎朝の味噌汁のほうは、もやしとあらかじめ根をカットされているしめじをベースに使うというのを覚えてから、あと一品が、ねぎになったり若布になったりしていた。このごろは、大根の薄切りを直接、だしの鍋にどんどん落とし込んでいったりしています。味噌は4人前で大さじ1強だからかなり少なめかも。