ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

右手が攣ってもパンは打つ

 水曜日は、王座戦第4戦で、ここから見えるんじゃないかと思うくらい(実際には山に遮られて見えない。)場所で、対局が行われた。うちの観る将も朝から厳粛な面持ちだったので、湯茶と食事の提供以外は極力おとなしく、やむを得ず話しかける場合もできる限り辞を低くして、一日過ごした。なぜならば、好きなものの大切な催しがある日は、なるべく家族にも大切にしてほしいものではと考えるので。

 まんじゅうは、6個つくるときには、粉の分量は、薄力粉170g、強力粉60gで定着した。あんは、粒あん3個と、肉あん3個で。肉あんは、温かいと包みにくいので、肉と野菜と調味料を合わせたら生地を寝かせる間、その内側に包む間際まで、冷蔵庫、余裕があればチルド室でしんしんと冷え固まっていてほしいぐらい。

 さて、午前中にまんじゅうを蒸したあと、自分のパンがないことに気がついた。朝のうちに食べてしまったのだ。ところで、水曜はよく右手が痙攣した日で、ここ十年来、これまでもときどきは食事中にお箸が持てなくなったことがある。箸が持てなくなって、その時点で食事を中断したり、どうしても食べてしまいたい場合には匙で掬って食べたりすることがある。こういうのは、自分という人体の運用上のバグだと割り切って、ただ、熱いもの、たとえば煮えたぎった土鍋などは自力では移動させないだけのことだ。もちろん、自転車も含めて、運転も避ける。

 パンの生地を打ったり捏ねたりするのは、けっこう右手を使う。でも、だましだましやる分には、わたしのパンぐらい打てるのではないかと、ほんとうにこわごわと捏ねた。白神こだま酵母は、温めた牛乳とすぐさま仲良くなって、いきなりおいしそうな生地を育ててくれた。若干多めに配合したはしたけれど。

 藤井さんの記事は、もちろんたくさん紹介されるだろうけれど、対局前日に読んで感心した永瀬さんの記事を24時間読めるリンクで。たぶん、2023/10/13の5時20分ごろまで、読めます。

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