ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

2021-07-31から1日間の記事一覧

『そこのみにて光輝く』

舞台は、函館の海辺、それも寂れた辺りである。冒頭、綾野剛が、下穿き一枚で畳の上で微睡んでいる。それを爪先からじっくりと見せてカメラは上半身に移っていく。この俳優の放恣なさまは、謹厳実直な松平容保を演じた『八重の桜』においても隠れようはなか…