20年くらい前、四谷大塚の予習シリーズの国語に、知里幸恵の評伝の一節が取り上げられていた。彼女は、金田一京助のお弟子さんの知里真志保の姉だ。いずれも成績優秀な姉弟だったが、幸恵は、民族伝承の歌謡を美しい文字に残して、夭折する。わたしなど、何度か北海道を訪れては、もっぱらおいしいおいしいというブログエントリを書くだけなのだが、その同じ北の大地が明治維新前後から「倭人」の都合で「開拓」される以前、そこで誇り高く暮らしていた人々の歴史や文化の豊穣さときたら!
古代は輝いていたI: 『風土記』にいた卑弥呼 (古田武彦・古代史コレクション)
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