ぴょん記

上古文学、外国語、数学、調理、編みもの、縫いもの、競争法

『娼年』『のみとり侍』

 WOWOWで放送されていたので、録画したのをアイロンを掛けながら2回に分けて観た。松坂桃李。際立った美貌のゆえか、あまり役者の顔と名前を覚えない者揃いの当家においても夙に個体認識されており、夫にいたっては、どうしてこの子、こんな愚鈍な役柄を立て続けに押しつけられているのかと不思議がっていた松坂桃李*1。舞台と映画の両方で、辻仁成娼年』シリーズを演じたときいていた。江波杏子が客として2回、出てくる。NHK時代劇『小吉の女房』では、幼い日の勝海舟の曾祖母を演じていたが、この映画では、佳人は老境に至ってもなお美しいことを余すことなく示していた。桃李は、ひりつくような感じがあって、少し痛々しかった。

 阿部寛が田沼時代末期の江戸で、売春夫を演じる『のみとり侍』。豊川悦司前田敦子の「うどん粉」のエピソードがとくに笑えた。『後妻業の女』で、豊川悦司大竹しのぶがえげつなくておかしい連携プレーをみせていたが、その流れにこの作品はある。しまいのほうの鋸引きの体刑は、ちょっとやりすぎだと思った。実際には、江戸市中ではこういう見せしめのお仕置きは、なかったでしょう?

 

娼年

娼年

 

 

のみとり侍

のみとり侍

 

 

 

 

  こちらは、4月3日発売。

 

*1:その後、映画館で観た『孤狼の血』では、「ずっとよくなった。」といっていた。