ぴょん記

食べる、遊ぶ、学ぶ。

正しいけど最適解じゃない

 その中学生らが早起きなのか夜更かしなのかはご賢察のかぎりで、もしかしたら幼げにみえるだけの高校生以上だったかもしれない。寝屋川市の中1の女の子と男の子が深夜の商店街のカメラに映ったあと、数日後に変わり果てた姿で発見された事件もあった。「とても朝早く」は、「とても夜遅く」と連続しているので、10連休明けの4日通学したあとの日曜日の朝、かなり高いテンションでおしゃべりしている中学生をみかけてよその子ながら心配になったのだ。

 警察に電話をして生活安全課の人はいない時間帯だろうから、とりあえず近くの交番の警察官から警邏中にでもそれとなく注意してもらうとか、最寄りの中学校の生徒指導担当の先生に相談するとか、地域の大人としてできることは幾つかあると思う。もちろん、近寄っていって、どうしたの、おうちに一旦帰って明るくなってからまた集まっては、と声を掛けることも可能だ。

 そのひとつひとつは、正しい。交番の人も、中学の人も、やれやれうるせえのがなにか言ってきたよと思うかもしれないが、きっと一通りのことはしてくれるだろう。直接注意するのも、うるせえなあとか言われるだろうけど、見て見ぬふりをする大人ばかりじゃないことを少なくとも一部の子は、よくもわるくも心の奥に留めておくだろう。

 でも。ここのあたりは、1世帯当たりの住戸面積が必ずしも広くはない。いわゆる51cの原型に忠実に、狭いは狭いながら、ものを溜め込まなければ家族数人で暮らせる程度の間取りになっている。いわゆる公営住宅という住戸が多い。そういう住宅環境で育って、いま思春期を迎えている子どもたちには、自分の友だちを呼んで話せる空間が家のなかに乏しい。そして、部活動と塾通いを済ませたら、ふつうの日には自由な時間も少ない。いきおい公園のベンチに溜まって、自販機のジュース片手に長々と話し込むことになる。とりわけ、いまのような外で過ごしても寒くない夜が続くようになると。

 子どもが夜通し外で過ごすのは、もとよりよいことではない。子どもをよくない方向で搾取しようとする大人や子どもは、どこの町にもいるからだ。だから、公園での夜の長話をわたしは推奨しないけれど、この細かい隙間すら奪ってしまうのは、どうなのかなとも思う。

 ちなみに、数年前まで最寄りの公立中学に通う女の子がきれいな私服を着て土日に行くとなれば、断然近くのメガストアだという傾向だったが、いまはどうなのだろう。わたしは、もう学校で授業を受けるだけで消耗して、部活もせずに、土日は通信添削の課題で潰れていたような気がする。でもそれで自足していた。

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ここにきてまた芋たべたし