ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

探しものに泣かされる

 わたしは、整理整頓におよそ無頓着なのだが、いざ何かが必要なときに見つからないと自分でもどうかと思うくらい内心激しく苛立つので、それが厭さにあとで入り用になりそうなものだけは、2秒で分かるように分けておいている。いや、そうしているつもりだった。

 きのう、持病関連の大切な書類がなかなか見つからなかった。いつもそれらを揃えてしまっておくファイルから、2秒で出せると高をくくっていたのに、何百秒経過しても、特に必要なものだけが出てこない。探しながら、ついでに不要な書類や雑誌を処分していて、検索開始から7200秒が流れていったころ、わたしの頭の中に、『わたしはそれを誤って捨ててしまったのではないか。』という考えが生まれてきた。捨ててしまっていなくても、捨ててしまったことにして、次善の策を取りたいという敗北思想だ。ダッテダッテ、もし、目当ての書類が見つからないということになれば、大勢のなかには見つけられない人だっているだろうから、それらの不足をリカバーする方途を、関係部署はきっと指示しているでしょと、わたしのなかの行政脳がしきりに囁く。一種の取扱説明書をめくる。あった。書類を新たに3通、いや4通作成するのか。証明書も別に。溜息。しかし、しょうがない。わたしの頭は、7200秒にわたる探しものと捨てもので、かなりくたくただ。もう探すのも捨てるのもしたくない。書類を作るほうが、数倍まし。プリント。あら、当然、手書き部分がある。孜々として埋める。そして思う。その目当ての書類に最後に触れたのは、半年前、ちょうど正月になったころだった。正月……。イレギュラーななにかがあった。すごく困った。それをクリアしてから、その書類を別のところに置いた。そう、たしかに、わたしは、置いた。その「別のところ」を、しばらく漁ってみる。あった、あった。目当ての書類が塊であった。4通の書類プラス証明書、必要なし。

 こんなに激しく探しものをしたのは、小学校低学年のとき以来だ。探しものは、ほんとうにつらくて、しかも、得るところの少ない作業だ。何の気なしに本に挟んでおく1万円札もないから、したがって、それを見つける喜びというものもあるはずもないし。

 

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