ぴょん記

食べる、遊ぶ、学ぶ。

打擲の作法、あるいは、ぶん殴るための冠婚葬祭

 友だちの結婚ならだいたい3万円、同じ親戚でもやや濃い繋がりのいとこの結婚ならば5万円と、わたしは、わりとふつうの祝儀相場で生きていると思う。不祝儀では、居住地域によってお返しのやりかたが異なるので、本来ならば、それを踏まえて、香奠返しが半返しの地域には厚く、1割程度のお返しの地域には薄く、お包みを変えるのが、先方に対して親切だといわれていた。ところが、香奠返しの薄めの地域でも、半返しのお返しをする家もあり、そういううちに1割程度のお返しを想定して薄く包んでしまうと、最悪の場合、人を介して、「ご仏前の額が少なかったのと違いますか」とお知らせがくる。いわれるほうは恥じ入るばかりだが、そういってくるご遺族のほうの心情も相当に複雑だろう。かような事態を避けるために、わたしなどの出せる範囲内ではあるけれど、一律で多めに包んできたのだが、はたしてそれでよかったのかと首を捻るような事象が頻発している。早い話、多けりゃ多いであれこれ云われるものである。

 わたしのときは、包んでくれる人がいたとしたら、同額の百貨店の商品券をお返しにしてもらおうと思う。デパートの地下食品売り場で、おいしい日本酒と刺身でも少しずつ買って楽しむもよし、好きに遣うもよし、人にあげてしまうのもよし。お包みにお金でお返しできないから、商品券にするだけのことである。

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アイスクリームの商品券でもいいけどさ