ぴょん記

上古文学、外国語、数学、調理、編みもの、縫いもの、競争法

てんやの天丼

 金曜も、午前中から午後にかけて寝たきりで、レーズンの混ざった生食パンにマーガリンを塗ったのと、トマトを2個食べて『保元物語』の校注など読んでいた。義経が800騎を率いて再起を果たした佐殿のもとへ馳せ参じてから、静御前の生んだ彼の子が由比ヶ浜に流されるまであっという間だ。その間の平家の滅びに関するa to zは、どうぞ平曲かなにかで堪能してくださいということなのだろうか。そういえば、秋に国立京都博物館で佐竹本の公開があるとか。行けるとしたら、日程としては後期になるかもしれない。行かずに図録だけ取り寄せて眺めるのでもいいかも。行って実物の一部を眺めて、図録をわっせわっせ抱えて帰るのは、ちょっときついかも。

 その「すごい天丼」とは、穴子とめごちが入っていたらしい。わたしは、ふつうの天丼だったので、そのすごさがいまひとつわからなかったけれど、夫が旨い旨いと食べてくれたのでよかった。てんやでは、揚げたての天ぷらをそのまま食べることができて、天つゆではなく、抹茶が入っていなくても柚子が入っていなくても、ふつうの粗塩と、あれば少しの柑橘で天ぷらを食べるのが好きなので、そちらのほうを選ぶことが多かった。ともあれ、こうしてデリバリーで天丼弁当を食べると、衣が天つゆを吸うとともにご飯の湿気まで引き受けてくたりとして、まるで、半生に仕上げられた天ぷらうどんのようになっているので、これはこれでおいしいなと思った。丼ものになると、なんでも多少はもとの料理と違うものになってしまうけど、天ぷらはその振れ幅が大きくてとてもおもしろい。それぞれ追加でつけたさつまいもの天ぷらもおいしかった。

 

絵巻切断―佐竹本三十六歌仙の流転

絵巻切断―佐竹本三十六歌仙の流転