ある日の昼に、山口の湯田温泉で食べた、「瓦そば」を再現してみた。ほんとうは、茶蕎麦で作るものらしいけど、5分茹でるふつうの乾麺で。春菊に葱、豚肉と細く刻んだゴボウ天などを蕎麦といっしょに炒めて麺つゆで仕上げた。
別の日の夕食、中くらいの土鍋に具を軽く煮立て、「生姜味噌」のパックで味をつけて食べた。「名残の鍋」にしては、豚肉、茄子、豆腐、ピーマン、葱、トマト、牛肉、春菊(以上、鍋に入れた順番。)と、なんだかもう初夏のすき焼きのようなラインだった。大ぶりに切ったトマトが鉄砲葱の伝で内側からあつあつの身を繰り出してくるので、おいしいけれどかなり危険だった。
トマトと万願寺唐辛子のすき焼きは、NHK「京都人の密かな愉しみ」で、大原千鶴さんが紹介されていたレシピでした。
— pyonthebunny (@ae_pyonpyon21_j) 2020年3月22日
万願寺唐辛子も恋しいけれど、半分火の通った春菊をかみしめた瞬間、脳の奥に届いた香味は、ちょっと感激もので、自分も年をとったなあ、と。
朱戸アオさんの感染症ものは、けっこう読み返すことが多いです。