ぴょん記

食べる、遊ぶ、学ぶ。

日本橋の賑わいと静寂

 わたしは、東京メトロ東西線の東側のほうに住んでいるので、映画を観るにも買いものをするにも日本橋に出掛けることが多かった。語尾が過去形で終わるのは、7年前に大きめの病気を患い、その病気が、いわゆる長患いなので、以前ほどは頻繁に遊び歩くことがなくなったからだ。出掛けるのは、かなり体調のよいときで、たいていは家族と一緒である。

 元気なころは、金曜の夜遅くに帰宅しても、朝9時半に駅に向かい、10分と少し掛けて空いた東西線日本橋までいって、開いたばかりの丸善さんで本と文房具をみてコーヒーをのみ、帰りに髙島屋さんの地下でおいしいものを少し買って帰宅していたものだ。のちにコレド日本橋がオープンしてからは、フィレンツェの石鹸屋さんのサンタマリアノヴェッラさんやおいしいパンのメゾンカイザーさんにもよく行った。だから当時は、殆どの用事が駅の近くで終っていた。日本橋をわたったさきの三越さんは、なぜかかなり気が引けてなかなか入れなかった。

 それが、コレド室町が開業して、TOHOシネマズ日本橋ができてからは事情が変わった。日本橋で銀座線に乗り換えて三越前へ、そこで映画を観て、あとでお鮨や明太食べ放題の唐揚げ定食を食べるようになる。2019年の秋には、コレド室町テラスが開業して、台湾の「誠品文具」さんもテナントに入った。これからどんどん楽しくなると思っていたら、COVID-19のせいで映画館や一部のお店が休むことになった。そういうこともあって、今年は、年初から一度も行っていない、日本橋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  明治の終わり頃の日本橋で、老舗の呉服屋の経営を立て直そうとする虎三郎と、ロンドンから連れて帰った頼もしい相棒、ファッションに詳しい女店員、彼女に関心を抱く流行作家たちが元気に跳ね回るものがたり。え、この作家さんもボーイズラブを描いてらしたのですね。

 

となりに (EDGE COMIX)

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  • 作者:basso
  • 発売日: 2019/08/27
  • メディア: Kindle
 

  やっと読んだ。これからどうなるの、じゃなくて、ほんとうによかったね、という思いでいっぱいになる一冊。