ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

『実朝の首』

 葉室麟による、いわば来年の大河ドラマである「鎌倉殿の十三人」を裏側からみた作品。和田合戦で寝返り、「三浦の犬は友をも喰らう」と揶揄された三浦氏。これを慎重に操りながら、結果的に源氏の血筋を根絶やしにしようと動いてしまう北条義時に対して、尼御台である政子は、この国の政体そのものの在り方を旧態には復させまいと、弟たちよりもふたつもみっつも上のレイヤーから将軍暗殺という事態に臨んでいる。殺されたのは、自分の次男で、殺したのは、以前に暗殺された長男の息子なんだけどね。

 秦野の破れ屋敷に陣取った一党が、清々しい。

 

実朝の首 (角川文庫)

実朝の首 (角川文庫)

 

 

 朝食 パン、目玉焼き、ヨーグルト、コーヒー

 昼食 炒飯

 夕食 赤飯、鮭2種、納豆汁

 

 あとから、善哉。